ニュージーランド海外研修
語学力の向上はもちろんのこと、人と関わる力やコミュニケーション能力など、これからの社会で必要となる力の育成をテーマに、中学2年生の夏に実施しているのが、「ニュージーランド海外研修」です。この研修は、集団生活やホームステイ生活の中で、日本では味わうことのできない達成感や喜び、そして時に困難も経験することで、集団で力を合わせて行動する力、自らの力で課題を解決する力、自他を大切にする力を大きく成長させます。
また、中高一貫の大きな柱である「長期留学」への関心、挑戦にもつながるプログラムです。
国際主任脇阪 智也
滋賀学園では中学2年生の夏に、ニュージーランド海外研修に行きます。
夏草のように勢いがあり、伸ばそうと思えばいくらでも伸びる中学時代に「仲間の大切さ」や「親のありがたさ」を体感することは、自立への大きな一歩となります。
前半は現地の語学学校で英語を学び、クラスの仲間と集団生活。後半は本校の姉妹校で勉強、夜はホームステイ先でホストファミリーと過ごします。
VOICE
僕は中学校で英語力を高めたいという思いで滋賀学園中学校に入学し、ニュージーランド海外研修に参加しました。家族と離れ、海外で生活することは僕にとって初めての経験であり、不安と楽しみで複雑な気持ちでした。現地では英語ばかり飛び交い、最後までやっていけるか不安でしたが、クラスの仲間と助け合い、気持ちを共有し、一緒に乗り越えることができました。また、ホームステイ生活では、自分から身振り手振りを使いながら積極的に話しかけることで、少しずつコミュニケーションがとれるようになりました。また、その経験を通して英語への学習意欲がさらに高まり、自信にもつながったと思います。ニュージーランドの文化に触れ、日本との違いを学び、家族や仲間の大切さを体感し、とても楽しく貴重な体験ができました。
私はニュージーランド海外研修で、自立することの大変さと集団生活の難しさを学びました。前半の集団生活では、日本で両親にしてもらっていた洗濯や食事の準備、掃除などを全て自分達でやらなければならず、最初はとても苦労しました。また、クラスメイトと意見が合わず悩むことがあり、その度に仲間や先生達と一緒に何度も話し合いました。ですが、毎日大変だった集団生活も終わる頃には、優先順位を考えて行動することができるようになり、みんなと助け合いながら楽しく過ごすことができました。そして、帰国してからは英語検定3級にチャレンジして、合格することができました。